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坂の上の雲 [読書録]

私も若くはないので(笑)、
司馬遼太郎にはまるのもいいかしらんと思って、
http://blog.so-net.ne.jp/futuken/2007-10-12-2
読んでいます、
司馬遼作品の中でも読者を酔わせそうな「坂の上の雲」。

司馬節、全開です。

「病床六尺」を読んで以来、子規びいきなんですが、
私の期待を裏切らない子規像。
病人なのに、しおしおしてない。
野心的なのに、お金に汚くない。
野球のエピソードも含め、全体に「明るさ」のある人です。

ただ、田辺聖子の「古典の文箱」を読むと、
田辺さんの学生時代は、
短歌の万葉、俳句の写生一辺倒だったそうで、
既に子規の俳句・短歌の改革運動が「権威」になっていたことを
うかがわせます。

「坂の上の雲」に戻りますが、
今、文庫本で3巻を読み終えたところ。
お気に入りの子規が死んでしまって、
私はちょいとがっかりです。
そしてついに日露開戦。
弱小国、日本、必死のパッチです。

坂の上の雲〈3〉 (文春文庫)

坂の上の雲〈3〉 (文春文庫)

  • 作者: 司馬 遼太郎
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1999/01
  • メディア: 文庫


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コメント 2

snorita

私、歴史物を読むのがちょっと苦手(単なる習慣がなかった、と言う理由)なのですが、司馬遼太郎さんは本当に文章がうまいな、と思う事があります。平易で、だれにでも受け入れられる文を書く人だとびっくりした事があります。
by snorita (2007-11-17 14:54) 

chicory

司馬さんの文章が、誰にでも受け入れやすいのはまさしくその通りですよね。新聞記者出身というのが、関係しているのかもしれません。歴史モノ好きって、飲み屋で薀蓄披露するするオヤジに堕してしまう危険が高いので、自分も気をつけよーと思ってます。
by chicory (2007-11-17 19:28) 

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