久しぶりの司馬遼太郎 [読書録]
中学、高校のころはわりとよく司馬遼太郎を読んでいたんですが、
どうもなにか「歴史を分かった気になりすぎる」という気がして、
少し敬遠していました。
読んだとしてもあまり入り込まないようにと。
夏に出雲へ旅行したとき、前もってその土地のことを知ろうと
何冊か本を読みました。
(こういうところ、私、けっこうおじさん臭いですね)
それなりに面白かったものの、新たに心をつかまれるような
ことはありませんでした。
で、つい先日。急に待ち時間ができたので、
書店で買ったのが上記の「歴史の中の日本」。
昭和30年代から40年代という初期に書かれたエッセイ集です。
購読の決め手になったのは冒頭の「生きている出雲王朝」。
いまだに出雲というのは、鎌倉、平安、奈良を越えて
出雲王朝が生きている、語り部も存在するという話。
面白い話でした。
たった数冊ですが、私が読んだ出雲関係の本を越えて、
出雲のエッセンスがつかめるような気がしました。
やっぱり面白いんだなぁ。
面白すぎるくらいに。
私も充分大人だし、また司馬遼太郎の面白さに
おぼれてみてもいいかなぁ。
コメントありがとうございます。司馬遼太郎はすきなんですよ~
ただ何冊もよんでいるとちょっと単調になってしまう感じがあって、
最近は池波正太郎や浅田次郎も読んでます。
(といいつつ、やっぱし理科チックな本が多いですけどね)
by MANTA (2007-10-18 06:50)
コメントありがとうございます。私には理科っぽいものは、抜きがたい
劣等感があって、どうしても読みにくいもののひとつです。
藤沢周平も一時期よく読みましたが、歴史モノでは
杉浦日向子さんの漫画が一番好きかもしれません。
by chicory (2007-10-18 20:44)
理系の本といえば、最近は「図解雑学」シリーズは絵が多くて楽しいです。
先日も「飛行機のしくみ」というのを読みました。
飛行機で上昇したり旋回したりって、けっこう難しいんですね~
ちなみにモスクワからの帰りの飛行機でよんだので、臨場感たっぷりでした!
by MANTA (2007-10-21 13:24)
はー。図解雑学ですか? 男子が好みそうな本ですね。
なんだか、飛行機の中で読むと、
怖いような気がいたします。
と、言うより、飛行機がなぜ飛べるのか、考え出すと、
飛行機に乗れなくなるような気がしてきます。
by chicory (2007-10-21 23:52)